私はにゃーご(41歳)、現在求職中の主婦です。
結婚前から派遣社員としてクリエイティブ系に強い派遣会社で働いていたのですが、家事との両立を考えて扶養内控除で働けるボリュームの仕事を探しています。
何故、派遣会社をアデコに切り替えたのか
私はクリエイティブワークで働きたいという強いこだわりがあります。
クリエイティブに強い派遣会社の場合、まず扶養内の仕事がないです。
稀に扶養内の仕事の募集もありますが、人気のためいわゆる『瞬殺』されてしまいます。
応募した段階で「他の人でお話が進んでいます」と連絡来るケースが圧倒的。
「だったらとっとと募集告知取り下げろよ!」って思ったので、思い切って聞いてみたんです。
「あくまでも社内選考での人選となりでクライアントとの面談が終わっていないので、念のため募集しているんです」なんだそうで。
同じような条件の仕事を代わりに紹介してくれることもまずないし、大手のアデコなら職種も各種条件も豊富だし、思い切って登録に行ってみました。
すべてが順調、しかし好待遇には裏があった
社内選考からクライアントとの面談と順調に事が進み、無事契約することができました。
業務内容はECサイトの校正者という今までの経験を存分に活かせるポジションです。
時給も1,600円、週3~4日出勤で、勤務日は先方の担当者と2週間前に話し合いのうえ決定という好条件。
もちろん扶養内控除の契約です。
時給も待遇も以前の派遣会社からは考えられない待遇で、アデコに切り替えてよかったと心の底から思いました。
担当者であるチームリーダーは同い年くらいのおっとりとした印象の女性で、面談のときもとても和やかで親しみやすそうな方でした。
実際に勤務が始まった日、朝のミーティングからちょっと違和感がありました。
担当者であるチームリーダーと、他の派遣スタッフやパートさんとの距離感が明らかにおかしい。
そして実際に勤務が始まってみると、チームリーダーの女性の態度が豹変したのです。
営業チームに乗り込みかなり離れた場所だというのに罵倒、罵倒、罵倒の声が聞こえてくる…。
営業の若い社員を場所も考えず怒鳴り散らしていたのです。
仕事内容に不備があったから注意をされていることは話の内容から察したのですが、「こんなご時世なのにそれやっちゃう?!」と目を疑いました。
それから数日後のお昼時間。
デスクでひとりでご飯を食べていると古参のパートさんが話しかけてきました。
「あの人(チームリーダー)がこんなだから、ここのチームは人が定着しないんだよね」
「にゃーごさんの前にいた人は3日、その前の人は…1週間くらいはいたかな」
えっと、これパワハラ被害案件なのもしかして?!!!
私の疑念はどんどん深まり、遂には私の不可侵領域である『扶養内』までに事態が迫ってきたのです。
おいおい、これ扶養内控除の仕事じゃなかったの?!
勤務から2週間が経ち、出勤日の提出期限を迎えました。
リーダー「業務量が逼迫してきちゃっているので、もうちょっと出勤するか残業してもらえませんか?」
私「あの私、扶養内なので困るんですけど。残業もできないって最初からお話していると思いますが…」
リーダー「扶養なんて出ちゃえばいいじゃん」
私「は?」
何なのこの自己中女!と唖然。
ということでこの問題発言は軽視できず、速攻アデコの営業に電話をする。
営業「そうですか、すいません。初めから扶養内でお願いしていたんですもんね。僕があちらの人事に言っておきます」
これで大丈夫だろうと思って、とりあえず残業や出勤回数については逃げて対応。
もちろんリーダーは憮然としていましたが、こちらとしてはそんなの知ったこっちゃないし、「契約がそうなんだから」と心を強く持った。
しかし、それからさらに数日後。
家にアデコから保険証が送りつけられてきたのだった。
「え?」「何で?」「扶養で保険入らない契約なのに?」「なにこれどういうこと?」
私、大パニックを起こしアデコに電話する。
しかし、電話に出たアデコの事務の人に「○○(営業)は直帰で明日も直行なので」と言われ、そのまま電話の相手に向かって大噴火してしまう。
悪いのはあなたじゃない、私でもない
私「私は初めから扶養内で仕事を探していると言ったし、この仕事も扶養内での契約のはずですよね」
事務「そうですね」
私「じゃあ何故保険証が送りつけられてくるんですか?おかしいですよね?」
「先日も先方の担当者に扶養抜ければいいとか言われて、○○さん(営業)にも電話して言いましたし、その時の電話でもちゃんと扶養内だと認識してました!」
「なのに何でこんなことになっているんですか?」
「旦那の会社への手続きとかだってものすんごい面倒臭くなるし、マジでどうやって責任取ってくれんだよ!」
「大体こんなパワハラ横行しているような職場に平然と紹介するならそういうヤバさあるって先に言っとけよ、何なんだよあの営業!」
事務「本当に申し訳ございません。保険の方に関してはこちらが手続きミスということで責任持って処理させていただくので…」
私「当たり前ですよ、何でこんな目に遭わないといけないんですかね!」
事務「申しわけございません。○○(営業)が恐らく勘違いして手続きしたんだと思うので…」
勝手な勘違いでこんな目に?
えっ、だって電話でも扶養内で勤務しているってことは再確認し合ったじゃん!
人の話をちゃんと聞いてなかったのかよ…あーーーのーーーー小僧----っ!
必要なのは私じゃないよね
ついに私はブチギレてしまいました。
私「仕事がクソなのは我慢できたけど、こんないい加減な扱いされるんだったら、無理!もう辞める、辞めるわ!」
「だってコレ、絶対間違いがあったらいけないことでしょ?!」
事務「そうですよね、本当に申し訳ありません」
私「クライアントだって扶養抜けろだの好き勝手言ってくるんだから、これ完全にミスマッチですよね?」
事務「申し訳ございません。先方担当の人事にも連絡を入れ、協議していきたいと思います」
私「でも先方に必要なのは扶養抜けて働いてくれる人っていうのは間違いないと思いますよ、私じゃないよね」
それから数日後にチームのマネージャーに呼ばれ、アデコから連絡があったことを聞かされる。
やはり扶養❝外❞で働いてくれる人が欲しかったらしく、営業がクライアントからのオーダーをヒアリングミスしていたというオチのようでした。
もしかしたら、扶養内だって嘘をついてでも人を突っ込みたかった事情があって、私を騙したのかもしれないです。
結局私はこのまま一か月の試用期間で契約終了をしました。
未だかつてない髪の毛が全部抜けるような怒りに震わされたので、二度とアデコと関わることはないと思います。